子育ては思いどおりにいかないことも多く、ついつい子どもを怒ってしまい、子どももイライラなんてこともはよくあることですね。
思いどおりに、いかないことで子どももイライラして感情を爆発させることがありますよね。
アンガーマネジメントって会社の研修で取り入れられたりしているものですが、どんなものなのかは知りませんでした。
そこで、日本アンガーマネジメント協会が監修し、つむぱぱさん作の3歳からの感情マネジメント絵本いらいらばいばい(以下いらいらばいばい)が親子でとても分かりやすくおすすめなので紹介します。
いらいらばいばいで親子でアンガーマネジメントが学べるわけ
いらいらばいばいってどんな絵本
いらいらばいばいはかいじゅうのこが主人公です。
かいじゅうの子を通じてアンガーマネジメントについて、
- 1 いらいらとはどんな気持ちなのか教えてくれる
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フンガーといういちばんつよく、やりたい放題なかいじゅうが出てきます。
フンガーがやりたい放題なのはどんなきもちなのかを教えてくれます。
- 2 どんなときにいらいらするのか教えてくれる
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どのようなときにいらいらするのかということを子どもにも身近で具体的な例をとおして教えてくれます。
- 3 いらいらを抑えるための魔法のメソッド
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そして、いらいらしたときにどうするかということを5つの魔法のメソッドとして紹介してくれます。
例として、深呼吸をする、6まで数字を数えてみるといった方法を、かわいい女の子とかいじゅうの子と一緒に絵本を読みながらやってみることができます。
- 4 おこることが悪いことじゃないことを教えてくれる
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そして、かいじゅうのこがどうしても我慢できずに怒ってしまったことをとおして、おこることは自然なことで、誰かを守ることができたりするので悪いことじゃないんだよということを教えてくれます。
- 5 おこるときのルールを教えてくれる
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そして、おこるときのルールを3つ紹介してくれます。
この5つのステップで、いらいらという感情とはなにかというところから、向き合い方、使い方を教えてくれる絵本なのです。
いらいらばいばいでアンガーマネジメントを学ぶのがおすすめな理由
3歳から学べるほど、わかりやすい内容
3歳であっても、怒ったり癇癪を起したりすることはあっても、それがイライラという感情であることをはっきり分かっているわけではないです。
いらいらとはどういうことですかと聞かれると結構答えるの難しくないですか?
それをフンガーという怪獣をとおして、イライラがこういう感情なんだということを理解してもらえます。
また、3歳では、長くて文字の多い絵本はまだ難しいですが、この絵本は、約15ページで文字数が少ないのです。
特にいらいらした感情と向き合うメソッドでは、かいじゅうのこも一緒にやってくれるがいいですね。
魔法のメソッドととしていらいらと向き合う方法が簡単に紹介されている
あくまで絵本ですから、5つ魔法のメソッドとして紹介されている方法がなぜ、イライラをコントロールするのに有効かといった野暮なことは書いていません。
ただ、子どもと一緒に、かいじゅうのこと同じように魔法のメソッドをお試しすることができるのです。
怒ってもいいんだということも教えてくれる
私にとってこれが驚きだったのですが、怒ってもいいんだよということまで教えてあげられるのです。
喜怒哀楽という言葉があるように、感情の大切な柱の一つです。
怒ることで誰かを守ることができることをとおして、怒ることの大切さを教えてくれるのです。
怒るときのルールを教えてくれる
怒るという感情はすべて抑えればよいものではなく、とても大切な感情です。
この絵本では、怒るときのルールを3つ教えてくれることを結びにしています。
そのうちの一つはモノを壊さないということですが、ほかの2つも、怒るという感情を活かすうえでとても大切なことなので、ぜひ本誌を手に取ってください。
親子で楽しくアンガーマネジメントを学びましょう
絵本を読むときに大切なのは、親子でコミュニケーションをとることです。
この本は、アンガーマネジメントについて、学ぶことが多い本なので、読み聞かせに合わせて
- イライラするときはどんなときなのかな?
- 〇〇だったらどうする?
- どうしてこういう風に怒っているのかな?
といった疑問を子どもに投げかけることによって、
- アンガーマネジメントを学べる
- 読解力を高められる
- おともだちの気持ちがわかるようになる
- 親子でコミュニケーションが取れる
といった素敵な活かし方ができると思います。
素敵な絵本なので、イライラしているお子さんを見ているかたはもちろん、自分がイライラしてしまうなといった方にはとてもおすすめなので、ぜひ手に取ってみてください。
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